あにまるセカンドライフin岡山 

愛護センター、保健所などからのレスキュー活動、日常の出来事

保護活動をしているボランテイアを追いつめないで。 自殺

ボラハラをなくそう。
保護活動をしているボランテイアを追いつめないで。
(長文)

2か月ほど前神奈川県で、まじめに、犬猫の保護活動をされていた方が、自殺されたそうだ。詳細は存じないが、彼女を知るボランテイア仲間の方たちが、多く、その追悼の気持ちを発信している。何とも痛ましいことである。

行政の管轄である動物愛護センター(名称は自治体により異なる)(以下センターと記す)から、殺処分される運命の犬猫を引き取り、譲渡会などで、一生飼ってくれる飼い主を捜すという「レスキュー活動」をされている方が、日本でもここ数年間で急速に増えている。今回の自殺も、もちろん真相は存じないが、レスキュー活動の問題と関係しているかもしれない。今日は、懸命に活動されているレスキューボランテイアの方たち(以下、ボランテイアと記す)とセンターの関係について、問題点を指摘したい。

歴史と現状

行政の施設であるセンターでは、引き取り手のない動物、譲渡に不適切と思われる動物を殺処分してきた。現在も、殺処分は行われている。しかし、殺処分数を減らす目的で、いわゆる民間の個人や愛護団体に、センターの収容動物を引き渡すことが広まってきた。センタ―施設の予算や人事、施設設備に限界があるため、収容動物を管理できないという事情がある。授乳しなくてはならない乳児、医療手当が必要な動物、あるいは弱っている高齢動物など、センター内ではしっかりと世話できないのが現状であろう。

そこで、民間のボランテイアや愛護団体に収容動物を渡し、本来ならば、行政が行うべきことー医療手当をし、世話をし、不妊去勢手術をし、終生飼育してくれる飼い主を捜して譲渡するーことを、民間ボランテイアに、やってもらっている。
行政ができない部分を、民間ボランテイアや愛護団体が協力して、動物愛護を推進するということは、米国でも行われており、広く浸透している。行政―民間の連結は、決して悪いことではない。ただ、センターの収容動物を引きとる、個人あるいは動物愛護団体は、ボランテイアとしての協力であり、予算も、時間、そして引き取った動物を飼うスペースも自分で確保しなくてはならない。

一方センターでは、民間から、飼えなくなったといって連れてくる、不要ペットの引き取りを大幅に削減してきている。ペットは生涯、責任を持って飼いましょうということで、引き取りを拒否できるように法も改正され、その結果、センターに入所する動物の頭数が減ってきている。

また、過去10年くらい、日本でも外猫―地域猫活動が盛んになってきている。元来、外を歩いていた飼い主のいないとされる猫は、センターに持ち込まれると、多くが殺処分されていた。地域猫制度が広まるにあたり、猫は不妊去勢手術をして、耳カットをし、責任を持って給餌、掃除をする限り、外でも猫を飼っていいと、行政側も推進してきた(日本の地域猫活動の問題点は、また別の機会に書きます)。地域猫制度により、センターで殺処分されず、外で暮らす猫が増えたのも、事実である。

結果的に、統計的として、全国の行政が管轄するセンターでの、犬と猫の殺処分数は減少した。ただし、これらはあくまで、センター内で殺処分されたペットの数であり、センター内で病死、自然死したケースは含まれていない。(と、私は理解している)。また、私が知る限り、センターから民間へ引き渡されたペットのその後の統計を表したものは見たことがない。
環境省発表の統計
http://www.env.go.jp/…/…/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

センターが民間ボランテイア、愛護団体に収容動物を引き渡すことで、起こる問題点。

1. 殺処分数減少は、必ずしも動物福祉の発展と日本の現状の改善を意味していない。
確かに全国の殺処分数は減少した。しかし、センターという施設の中で殺される犬猫が減ったというだけで、愛護団体やボランテイアに引き渡された動物のその後に関しては、不明である。その後の調査を公表しない限り、どのくらいの割合で正式譲渡されているのか、ボランテイアの家で死亡しているのか、わからない。

2. 愛護団体や個人が、センターに出入りするようになると、引き取るボランテイアが、「すべて持って帰りたい」といいう気になるだろう。そんな中で、センターボランテイアに、「無言のプレッシャー」をかけていないか。動物愛が高い繊細なボランテイアは、「この子は、私が引き取らないと、寒さに耐えられないかも」「私が引き取らないと、他に誰も引き取ってもらえない」「この子を連れて帰らないと、死んでしまう」というプレッシャーと重圧から、無理をしてでも引き取るということが、起こらないか。私はあえて、これをボラハラ(ボランテイアハラスメント)と呼びたい。強い立場(行政)が弱い立場(ボランテイア)へ、精神的に追いつめるものの一種と認識するべき。

3. センター側は、ボランテイアや愛護団体に、動物を引き渡した後、どの程度フォローしているのだろうか。ボランテイアの家や、愛護団体の施設に飼育されている動物の環境を、しっかりと確認する義務はないのか。動物虐待やネグレクトの法律がきびしく、アニマルポリスも現場調査をする米国とは違い、日本の場合、その後、酷い環境で飼育されていても、判明しにくい。引き渡し後の動物の、医療手当の有無、不妊去勢手術の有無、そして、終生飼い主に譲渡される割合などを含めた報告を行ってもらい、それを把握する義務が、行政側にないか。

今後の課題、改善対策

1. 愛護団体、ボランテイアの方へ。

自分に万が一のことがあったり、入院するといった時に、保護動物をすべてお願いできる人を確保する。遺言を書いておく。

なるべく、孤立しないように、保護動物仲間、横のつながりを広げる。定期的に会って、情報交換できないのならば、せめて、ブログやフェイスブックなどで、他のボランテイアと交流し、励まし合い、緊急時には助け会うようにする。

自分の限度を認識し、多くを保護するより、縁があってやってきた、自分の動物にベストを尽くすこと、各動物のクオリテイーを上げることを大切にする。愛護団体の場合、一人の代表の決断に頼らず、実際に保護している複数のスタッフが相談して、これ以上保護動物を増やすかどうか、決定するシステムを作る。

また、過去からも常に問題になっているが、保護活動している人の、同意できない部分を、批判を通り越して中傷、非難、いじめるのも、非常に幼稚でレベルの低いこと。ぜひ、減らしていきたい。

2. 行政、センターの方へ。

収容動物を渡す時、終生飼育をする個人の方である場合を「譲渡」と言うなら、ボランテイアや、愛護団体に引き渡す場合は、譲渡ではなく、別のカテゴリーとして報告する。

ボランテイアや愛護団体への引き渡しの場合は、その後フォローすることを徹底する。具体的には、各ボランテイアの譲渡数、医療費、食費管理費、譲渡までの時間、不妊去勢の有無を含めた、収支報告、活動報告を確認してほしい。「そんな計算する時間がない」と言って出さない団体や個人には、その後の引き渡しを行うべきではない。

ボラハラにならないように気を付けてほしい。「あなたが引き取らなければ、殺処分になる」、「予算の関係上、病気だけど検査治療できない」といった精神的な重圧を書けないよう、最善の努力をしてほしい。

活動報告の他に、定期的に、できれば年に4回は、勉強会を設けて、状況確認と指導を行うべき。勉強会はまた、愛護団体やボランテイアの、交流や横のつながりの場ともなるはず。

地方公務員として、センターの勤務は3年くらいの限られた時間ではあるかもしれないが、その間に、犬猫の臨床、特に不妊去勢手術や小児科(乳飲み子)、老人医療(老齢動物)のクオリテイーが改善するよう、知識と技術を取得していただきたい。センター(シェルター)に勤務する獣医師として、殺処分数の改善と同時に、管轄下にある収容動物の福祉向上のために、何ができるか、検討、取り組みを行ってほしい。

早期不妊去勢手術をもっと徹底してほしい。ロサンゼルスでは、行政から個人ボランテイアへ引き渡した動物は、終生飼い主に譲渡する時に、必ず不妊去勢手術されてなくてはいけない、という条令が15年前にできた。センターは、引き渡した動物が、終生飼い主に譲渡されるまで、責任を持つよう努めてほしい。

米国の獣医師会、シェルター専門医が認めている早期不妊手術資料
http://www.cliniciansbrief.com/…/…/Early-Age-Spay-Neuter.pdf

3. 一般の方にできること。

環境省の統計や、センターの殺処分に関する統計について。
センターから終生飼い主に譲渡する一般譲渡と、ボランテイアや愛護団体への引き渡しを、区別するよう、強く要請してほしい。

各自治体のセンターに、ボランテイアや愛護団体へ引き渡した後のフォロー、報告書を出すように要請してほしい。

センター内の殺処分数の他、病死、自然死、老死の数、そしてその各ケースについて、詳細を公にするよう、要請してほしい。死亡した時の詳しい状況や、その前に尽くした医療行為、手当など、一般市民は知る権利があると思う。

全国のセンターの殺処分数がゼロになることがゴールであるというのを、強調しすぎるべきではない。センター内の収容動物のクオリテイー改善を、もっと重視してほしい。

保護活動から抜け出せないで苦しんでいる人を見かけたら、精神的にサポートできる社会システムを考えてほしい。

まとめ。

全国の犬猫の「センターでの」殺処分の数は減った。それは、センターに入るのを拒否できるような法ができ、猫を外で飼えるように地域猫が広まり、さらに、愛護団体やボランテイアに、センターでできないことを、代わりにやってもらうのが一般的になったからと思われる。

本来は、自治体のセンターが行うことー保護、医療手当、世話、不妊去勢手術、終生飼い主を捜す、正式譲渡するーということを、行政は、民間にシフトした。それによって、センターでの殺処分数は減った。

一方、センターで殺されないために、収容動物を引き取るボランテイアや愛護団体へのフォローや、精神的サポートが、まだまだ遅れている。
「私がもっと早く、センターから引き取っていたら、死ななかったかもしれない」
「私にもっとお金があったら、この子を入院させて、ちゃんとした治療を受けさせられたのに。。」
「私が引き取ったから、この子は死んだ。他の裕福な団体に行けばよかったのに」
何度も、このような言葉を、現場で聞く。

これからは、ボラハラにならないよう、ボランテイアや団体へのフォローを行い、引き渡した動物を責任もって世話できているか、それぞれの保護動物の「クオリテイー」を重視するよう、行政側も責任を担い、改善してほしい。もちろん、意図的にボラハラをしているわけではないだろうが、このような不幸が2度と起こらない予防策を、ぜひ検討していただきたい。

動物保護活動を行う上で、プレッシャーで自殺されたとされる、神奈川のボランテイアさんのご冥福を、心からお祈り申し上げます。
文責 西山ゆう子
獣医師
保護動物アドバイザー

https://www.facebook.com/dryukonishiyama/posts/418590511679787



Facebookより転載記事   




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岡山県動物愛護センター   
http://www.pref.okayama.jp/page/353032.html
http://www.pref.okayama.jp/page/429012.html
岡山市保健所 
http://www.city.okayama.jp/category/category_00000500.html
倉敷市保健所    
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/dd.aspx?menuid=4005
他県収容情報環境省
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/index.html

ホームページをご観覧くださいませ。
*岡山県愛護センター収容動物のボランティアさん募集中です。
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-118188.html

【あにまるセカンドライフin岡山】では、保護収容された不幸な犬猫の殺処分を少しでも少なくするとともに、再び不幸な犬猫と飼い主を生み出すことのないよう、適性のある個体に対し、責任のある新しい飼い主を捜す、適正譲渡に努めています。
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